探究科学科
探究科学科の学び
1年次
学年の募集定員は80名です。経験や幅広い学びを通じて、文理の垣根を超えて視野を広げ、自分の興味を見つけていきます。教科の授業に加えて、次のような特色ある学びを行っています。
【DS読解】各教科の教員が教科を横断し文理融合させ、本校独自に開発した授業を行います。昨年のテーマは「レアメタル」、「Society 5.0」。生徒は各教科の見方・考え方を組み合わせ、社会課題の解決に活用するスキルを身につけます。
「DS」とはデータサイエンスのことです。DSの冠のある授業は、情報学や統計学の知識・技能をもとにデータ活用力の育成も目指しています。
2年次
各自の希望に応じて、理数科学と人文社会科学の2つのコースに分かれますが、クラスは2つのコースの生徒が混在した学級を編制します。理系志向と文系志向の生徒が互いの意見や考えを出し合いながら、さらに自分の興味を深化させていきます。
未来創造リサーチ&アクションプログラム応用B(通称「RAP応用B」)という授業では、学科内の班ごとに興味ある課題を設定します。スーパーサイエンスハイスクール事業指定校である本校の中心学科として、大学の研究者から指導や助言を受けたり、大学で実験したりして、設定した課題について高いレベルで本格的な課題研究を行います。
校内外での研究発表を通じて研究に磨きをかけ、研究の最終結果は英語でも発表します。2024年1月実施予定のSSH海外研修ではイタリア・ボローニャの2つの高校に訪問し研究を発表する予定です。
3年次
←【南高アクション・デー】課題研究を外部からの参加者に説明します。
2年次までの文理融合の学びや課題研究を通じて身につけた資質・能力を活かし、理数科学コースと人文社会科学コースの2つのクラスに分かれて授業を履修します。進路選択では、高校卒業後さらに深めたい研究課題や目指したいキャリアを明確にして、一人一人が高い志をもって幅広い進路選択を行います。多くの生徒が大学進学を志望しています。
Q&A
今までの理数科との違いは?
・文系理系どちらであっても、文理融合の視点から物事を見る学びを行うことで、課題を多角的に考える力が育まれます。
・そのうえで自分の興味・関心に沿って文系理系を選択します。
探究科学科の特徴をまとめると?
次のような特徴があります。
・文理融合の学び
・教科横断の学び
・大学と連携した高度な課題研究
・大学レベルの多様な講演会や、外部と連携した体験的な学び
・国際的なコミュニケーション力
探究科学科ではどんな生徒を育てたいの?
・自分のことばをもち、根拠をもって自分の意思をはっきり最後まで語ることができる生徒
・広い視野で知識と知識をつなぐ力を育て、自ら課題を見つけ他者と協働してその解決にむけ取り組むことができる生徒
・卒業後も知的好奇心をもって探究活動や幅広い学びを楽しむことができる生徒
探究科学科の進路指導の基本的な考え方は?
・大学入試では、高い志をもった人材を育み、高校での学習や課題研究、課外での科学発表や部活動等の実績といった自分の強みを生かし、一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜など様々な選抜方式で進学を目指します。本学科は高大接続改革の動向に全方位に対応することを目指す学科です。