【第1学年 探究科学科】「たたら製鉄に学ぶ」を実施しました
SSH
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DS読解①
たたら製鉄については、県内各地で行われていたので皆さんよく知っていると思います。しかし、たたら製鉄に必要な設備の実物や製鉄の実演を見ることはあまりありません。探究科学科1年次では今年も地域の方の協力を得て校内に炉を設置し、たたらを体験しながら製鉄について学ぶ授業を行いました。
講義では、東京工業大学名誉教授の永田先生より砂鉄などの鉄鉱石から鉄を取り出してきた人類の歴史、また製法について学びました。製鉄は多くの二酸化炭素を排出すること、それに対し永田先生はマイクロ波を使用した製鉄方法を考案されたことなど、新しい学びがありました。
実演では、朝から地域の方に準備していただき、炉の中に生成したケラを取り出す瞬間を見学・体験しました。真っ赤に熱せられた塊が水で冷やされると、白い煙が立ち込め歓声が上がりました。生徒らはこのケラの塊を間近に観察しました。
最後になりましたが、当日ご講演をいただいた永田先生、地域からご協力いただいた矢野様、片山様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
写真で様子をお伝えします。
朝から作業が始まりました。炉を組み立てるところから全部手作りです。
火が入りました。ここから時間を計り、正確なタイミングで炭と砂鉄を入れていきます。
永田先生の講義の様子
いよいよクライマックスです!生徒も見学をさせていただきました。
昨年度よりも大きなケラができました。
ここからは番外編です。余熱を使い、美味しくいただきました。