２０２４年１月２４日　海外研修４日目
午前：ボローニャ電波天文学研究所訪問、午後：メディチーナ電波天文台訪問

ボローニャに着いてから、ずっと晴れが続いています。今日も雲はありましたが、穏やかな日和で、それほど寒くありませんでした。今日の午前はボローニャ電波天文学研究所を訪れ、研究員のジロレッティ博士から、宇宙観測の基礎を学びました。昨年の講義の内容をさらに深掘りし、数学や物理、化学の知識を用いて、電波を観測することの意義を理解することができました。光とは何か、光はどうやってできるのか、熱い物体の観測と寒い物体の観測がどう違うのか、など、初学者にも分かりやすく教えていただきました。写真のようにゼミ形式で実施されたので、生徒は英語で理解し質問に答えていました。数学の用語や公式を英語で答えるのは一苦労のようでした。

午後は40分かけてメディチーナという町に移動して、電波天文台で研修を受けました。十字形の観測装置と、皿型の観測装置の違いを、原理的なところから説明していただいたあと、我々のために特別にある星を観測してくださり、皿型の装置を動かしていただきました。生徒は実際の天体観測の実習を行うことができました。直径32メートルの皿型装置が動くのは壮観でした。

今日一日中、本校生徒のために素晴らしい講義と実習をしてくださったジロレッティ先生に感謝します。