「国際的に活躍する若手研究者に学ぶ」講演会を開催しました
朱雀サイエンスセミナー「国際的に活躍する若手研究者に学ぶ」講演会
日 時:令和5(2023)年7月14日(金) 15:20~16:10
講 師: 元・ボストン美術館石橋財団日本美術アシスタント・キュレーター 竹崎 宏基 氏
松江藩の家老・乙部家が幕末に築いた中国絵画コレクションがアメリカのボストン美術館に収蔵されていることを発見し、新聞紙上等でも話題を集めた、松江市出身の日本美術史研究者、竹崎 宏基氏に、本校探究科学科の1年~3年全員がお話を伺うイベントを開催しました。日本とアメリカをまたいで活躍する竹崎氏に、研究テーマのことやアメリカでの研究生活を伺い、将来研究者として国際的に活躍するために必要なことや、高校生として今やるべきことなどについて考えました。松江⇒東京⇒ボストンへと到る竹崎氏のこれまでの歩みを、時折ユーモアを交えながら写真とともにお話しくださり、美術史や学芸員という職業について理解を深めました。
内容
(1)美術史という学問を選んだきっかけ、美術史学とは何か
(2)海外で美術館学芸員・研究者になるということ
(3)現在行っている研究、特に郷土ゆかりの松江藩家老乙部家コレクション研究について
講演会後は質疑応答が行われました。放課後に質問タイムを設けたところ、「もっと聞きたい」という意欲のある生徒が集まり、さらに深いところまでお話を伺うことができました。地域から世界に羽ばたいて活躍される竹崎氏に、生徒たちは大いに刺激を受けました。