10/27教職員研修

10月27日(火)放課後、教職員研修を行いました。

 今回の研修は、昨年、一昨年に引き続き、島根大学・大学院教授の肥後功一先生をお迎えして「高校生の“生きる力”を拓くもの」という演題の下、1時間の講演をしていただきました。

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 「生きる力」とはつまり「自己教育力」である、という提言から講演はスタートしました。そして「健全な自己感覚を育てる」ことが「自己教育力」の本質であり、「健全な自己感覚を育てる」ために我々大人ができることとは何か、ということをお話くださいました。
☆「健全な自己感覚を育てるために」
1.「自尊(肯定)」と「自省(否定)」のバランスをとった経験の場を与えること。
自己肯定と結びついた自己否定ができず、自己否定ばかりするのは一種の逃げである。そして、自分に向けるまなざしと他者・世界に向けるまなざしを持つことが重要。
2.「自己内対話」=「内なる声」と出会うこと。
「自己内対話」→自分の内にない声に気付く→自分の内にない声を求めて他者とコミュニケーションが可能になる。

 また、「幸せな錯覚」という言葉で、他者とのコミュニケーションについてもお話いただきました。
☆「幸せな錯覚」とは
1.他者とコミュニケーションをするために、doing(学習者として成すこと)の自信とbeing(生活者と
して在ること=自分が存在する)の自信の2つによって支えられている。
2.doing の自信は学校で、beingの自信は家庭において育っていくものである。そして土台としてのbeingがしっかりしていないとdoingが順調でもよい生活者にはなれない。

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時折、肥後先生のユーモア溢れるご発言を挟みつつ、示唆に富んだお話をお聞かせいただき時間の経過を忘れるほどでした。講演の最後に「生徒との言葉の交流から得られるものを大切に」というメッセージをいただき、教職員全員、明日からのエネルギーをいただいた講演でした。肥後先生、どうもありがとうございました。
 


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