二季会入選の周藤教諭の作品

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上の写真は授賞式のあった国立新美術館、下の写真が二季会受賞の周藤教諭の作品「最後に残ったもの」です。

以下の【 】の部分は作者自身のコメントです。
【 ギリシア神話に出てくる話に、「パンドラの壺」があります。
 『パンドラの壺から飛び散ったものは、病気、悪意、戦争、嫉妬、災害、暴力などありとあらゆる“悪”であった
。かろうじて壺の底に残った物は、“希望”であった』(ギリシア神話を知っていますか/新潮社/阿刀田高参照)という一節から今回の作品の題名『最後に残ったもの』を付けました。

  この混沌とした世界で、いかに悩み、悲しみ、苦しみながらも、私たちが生きていけるのは、希望があるから ではないでしょうか。希望は、人生の最期の最期まで生きていける拠りどころになっているように思います。

  作品は、卵の形をした大小4つの固まりの構成になっています。3つの卵型が方向を変えて、積み上げられ ています。1番上と、下の固まりには、同じく卵型が切り抜かれ、下の切り抜かれた物が、真ん中の固まりに  なっています。また、上の切り抜かれた物は、一番下の切り抜かれた所に、寄りかかっています。

  卵型は「生命」をイメージしました。その生命が……】

現代芸術のメッセージは難解な面もあり、作者に理解の鍵となる部分をコメントしてもらいました。ただし、「……」の部分は鑑賞者の皆さんにお任せしたいと思います。

 


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