1年生対象『生き方講座』講演会

 1月13日(火)に、1年生対象の第2回生き方講座(総合的な学習)を開催しました。

 第1回講座は、地元のさまざまな職業に携わっていらっしゃる方々の、20近い講座を各自で選択して聴く、というものでしたが、今回はお一人の講師の講演会、という形式でした。

 講師は本校22期の卒業で、補習科を経て東京大学に進まれ、その後東京大学大学院で研究を積まれ、現在、山口大学大学院理工学研究科准教授の、三上真人(まさと)先生でした。先生の専門分野は燃焼工学で、この度、国際宇宙ステーションに設置された日本初の有人実験棟「きぼう」での来年度の実験に、先生の燃焼実験「ランダム分散液群の燃え広がりと群燃焼発現メカニズムの解明」が選ばれました。
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 まず、自己紹介の後、自分の研究室(エンジンシステム)では「一歩前へ」の方針の下、「面白いことのススメ」や「失敗のススメ」などを学生に言って指導しているという話がありました。

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 続いて、「自分の夢の変遷」についての話があり、高校時代は体操にはまり、将来何をしたいかは考えていなかったが、それはno problemだ。人生は非線形であるという話があり、「北京で蝶が羽ばたくと、ニューヨークで竜巻が起こる」などと例えられるバタフライ効果(ちょっとした変化が将来予想不可能な差を生む)に触れ、高校生活、高校の体操部、補習科での受験勉強、大学の体操部、大学院の研究室などあらゆる場面で「なんでも楽しみながらやってやろう」と前向きだったことや「人との出会い」が今の自分を支えており、高校のときの「一歩前へ」がやがて予想不可能な差(成果)を生むことになるという話があった。

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 また、「器械体操を通して学んだこと」に触れ、高校は体操部に所属していたが、身体が硬く、決して上手な方ではなかった。その後、大学でも先輩の勧誘にあい、体操を続けた。怪我をしてやめようと思ったことも何回かあったが、10年続けていたらものになってきて、大学ではキャプテンを務めるほどになった。「苦境も受け入れて楽しめばむしろチャンスになる」ことを学んだという話がありました。

 最後に、チャンスがきた時に、「気がついたら○○になるための準備ができた」と言えるように、「理想は高く、自分を信じて、周りの人を大切にしながら、いろいろなんでも楽しみながらやってみよう!」のことばが後輩に贈られた。

 詩人ルイ・アラゴンのことば「学ぶとは誠実を胸に刻むこと。教えるとは希望を共に語ること。」を彷彿させる先生の誠実な語りに、生徒たちは約70分間熱心に耳を傾けていました。

 

 

 


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