校内風景~逃げるジョロウグモ~

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校内風景~逃げるジョロウグモ~

何が起こっていたのか

令和元年11月21日

 時季外れに咲いたツツジを撮影していた時(ツツジの紹介記事は コチラ)、ツツジの葉の上を急いで逃げているジョロウグモの雌が居ることに気が付きました。
 この時期のジョロウグモの雌は成熟が進み個体も大きめで、1つの巣に1匹の雌が居る(稀に小さい雄が同居 過去の紹介記事はコチラ)のが通常です。巣ではない場所を雌が(しかも急いで)歩いている状況にとても違和感を覚えました。
 雌が逃げて来たであろう方向を辿ると巣があり、巣の端(枝に付いている部分)で体を揺らして凄く怒っている大きな雌がいました。おそらく、逃げている雌は、この大きな雌から逃げていたと思われます。
 逃げている雌と怒っていた雌を比べると、怒っていた雌がより成熟が進んだ大きな個体でした。何らかの理由で小さい方の雌が大きな個体の雌のテリトリーに入って追い出されたのか、大きな個体の雌が小さい雌の巣を乗っ取った直後だったのか、この2匹に何が起こっていたのかは分かりませんが、とにかく1匹は巣でないところを一生懸命逃げなければいけない状態になっていました。

 逃げていた小さい方の雌は、最終的に枝の先にたどり着いたところで糸を垂らして地面にまで降りて逃げていきました。

 本来なら、更に大きな巣を作って一層の成熟を待つこの時期、体が大きくなって捕食者からも見つかりやすなっている状態で、巣を離れて危険がたくさんある地面にまで逃げないといけなかった1匹に、蜘蛛の世界には蜘蛛の世界の厳しさがある事を感じました。

 様子を紹介します。

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2匹のジョロウグモにドラマ

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逃げていた方の雌
まだそんなに成熟が進んでいない個体
巣以外の場所を歩く状況は珍しい

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巣の端で怒っていた雌
こちらの方がより大きな個体
このように巣の中に居るのが通常

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葉を伝って
必死に逃げる

 

 

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どこまで逃げるのかと思えば、
木を降りて地面まで逃げました

巣を離れて、蜘蛛にとって危険がいっぱいの
地面にまで逃げないといけない状況。
いったい何が起こっていたのでしょうか。

 

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